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骨董市で手工具を手にいれる
11年前訓練校に通っていた時に、たまたま骨董市にいった。手道具は欲しいけど本職用は高いしなあと考えていた時だったので、骨董品に混じって大工道具が並んでいたのを見て、これだ!といくつか衝動買いをした。4000円で買った鉋刃を研いで鉋台に仕込んで桧を削ってみると、いい感じで薄い鉋くずが出た。これではまってしまい、何年かで結局10万円以上は使ってしまったかな。いい道楽になってしまった。今でも使っているのは、この最初の鉋と、何本かの鑿。ちょうな、鉈、ヨキなど。
右の鉋は寸六。「加須国仲作、一心、別上」と刻んである。
真中の鑿は外丸でしのぎになっている。よく切れる。
下のヨキは値切って2000円。皮むき、ちょっとした薪割り、はつり仕上げにと大活躍。
骨董市の大工道具で学んだ事。
- 鉋は、少々高くても現在の研究熱心な鍛冶屋さんのモノがよい。小鉋、反り鉋など用に小さい刃を買うのはいい。錆びの状態をよく見る。全体が薄く錆びているのは大丈夫だが、ブツブツ盛り上がった錆びが刃裏にあったらダメ。地金のいいこと。研いであったら地金が見える、あるいは頭がゲンノウに叩かれて柔らかそうに変形している。銘がタガネで切ってある。中学の工作用の鉋もよく出ているので買わないように。
- 鑿は、使えない事はない。ある程度使いこまれている(刃が減っている)ほうが安心。よく使う平鑿よりも、たまにしか使わない鑿(コテ、丸、うち抜き、つば鑿など)を骨董市で揃えれば安上がり。
- のこぎりは止めましょう。製材用のオガはディスプレイにいいでしょう。ゲンノウは問題ないです。手ジョンナはなぜか人気があってとても高い。鉈、チョウナ、ヨキといった野道具は結構高い。
- 買い方。とにかく値切る。目的のものがある時は、朝一番。安く買いたい時は、夕方の終わり間際、天気が悪くてお客が少ない時、年末。大工道具専門の業者は、刃が研いであったり、ちゃんと油を差してあったりして状態がわかりやすいが高い。狙い目は古民具が専門で、たまたま蔵出しで刃物もいっしょに出てきたので売っている感じの業者。
- 切れる切れないではなく、古いもの程鉋は薄く、鑿はぼってりとしている気がする。鉄が貴重だった事もあるだろうが、そのほうが鉋は裏出しがし易い。鑿は今より地金が柔らかいので太めに作っていたのだろうか。どちらもハガネは現在のものよりずっと薄い。
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