工房仕事と環境問題

最近は庭でゴミを燃やすのは条例違反である。工房で出るゴミは可燃ゴミと不燃ごみに選別してゴミの日に出している。木材の切り落としはストックして冬場の暖房に出来るが細かいオガクズは燃えにくい。そのためおがくずは裏庭で山にしておく。なかなかそのままでは腐りにくいので、夏草を刈ってオガクズと交互に重ねて積んでおく。
こうしておくと速く堆肥化できる。毎年かぶと虫の幼虫も大量発生してコロコロした糞をたくさんする。土のようになった元おがくずは畑にいれる。こんなささやかなサイクルが工房の裏庭でできあがっている。


製材所のオガクズは売れるようだ。広葉樹だけのものは、キノコ栽培に、それ以外(主に針葉樹)は牛舎の床用になる。牛のうんちといっしょに集められ、醗酵させてから、堆肥として畑にまかれる。しかし、ケンタ(切り落とし材)の処分には困っているようだ。
廃棄物として出せば運搬、処分費がかかる。秩父の田舎道沿いの製材所では、この材さしあげますと看板がでて、切り落とし材が積んであった。こんどゆっくり寄ってみるか。


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